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大学案内

八洲学園大学・ビジョン2009
はじめに

 

 平成16年4月創立の八洲学園大学は平成19年度に完成年度を迎え、平成21年度には生涯学習学部生涯学習学科へ学部改組を行い、新たな出発をすることとなった。そのような改組に伴い、八洲学園大学では、今後を展望し、発展の方向を指し示す八洲学園大学ビジョンを構築することにした。
 そのため、平成20年春から、「ビジョン策定 ・学部改革プロジェクト」を設けて、八洲学園大学ビジョンの検討を行い、21年2月に「八洲学園大学・ビジョン2009」をとりまとめた。
 このような経緯からも明らかなように、このビジョンは、八洲学園大学の発展を図るために、みずからのよりどころとして構築したものであるが、大学は社会的機関としての社会的責任もあることを考え、ここに公表することとした。

 

平成21年2月    
八洲学園大学教授会
 
Ⅰ これからの時代 -我が国の進むべき道と八洲学園大学-
 
1.知識基盤社会・高度情報通信ネットワーク社会を支える生涯学習社会を目指して
  • 我が国は、情報化の進展に伴い、あらゆる分野における創造的かつ活力ある発展が可能となる高度情報通信ネットワーク社会(高度情報通信ネットワーク社会形成基本法)を目指しており、また、それにより知識を駆使して新たな知識・技術を創造する、知的価値重視の知識基盤社会の発展を目指している。
  • そのためには、知識を身につけて活用し、また活用する中で必要となった新たな知識を求めて学習をするという知の循環が可能となる生涯学習社会を実現しなければならない、とされている。(中央教育審議会答申「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について」平成20年)
  • 今後、その傾向はますます加速化し、高度化すると予想され、そのような社会を担うこれからの人々は、従来にも増して、効率のよい良質の学習を生涯にわたり行う必要があると考えられる。
  • 我が国の資源と言えば「人間力」しかないといわれるように、人的資源は重要であり、これからの社会では、生涯学習を容易に行えるようにし、その成果を社会で生かすことが出来るようにしていかなければならない。
  • それを支えるのは生涯学習支援者であり、これからは、社会のさまざまなところで生涯学習支援者が従来にも増して重要な役割を果たすようになると予想されるが、広く社会で人々の知識、技術の習得、活用を支える生涯学習支援者の養成は十分とはいいがたい。
  • 本学の生涯学習学部生涯学習学科は、そのような生涯学習支援者の育成を目指しており、教育基本法第3条「生涯学習の理念」で謳われている生涯学習社会の実現に貢献しようとするものである。(資料1・2)

 

資料1
我が国唯一のインターネット・ライブ配信授業

資料2
生涯学習学部生涯学習学科

 
2.少子高齢社会―人間力の重視
  • 我が国の人口は、今後減少に転じ、労働力人口や生産年齢人口が減少するとともに、高齢者人口が大幅に増加し、2010年には総人口の約4人に1人が65歳以上の高齢者となると予測される。
  • このような人口構造の変化に関しては、我が国全体の経済成長の活力への影響、税や社会保障における負担の増大、地域社会の活力低下などが不安視されている。
  • 少子高齢化が急速に進む中では、高齢者をも対象とする成人教育の整備に本格的に取り組まなければならない。
    中央教育審議会答申「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について」(平成20年)は、人口減少・超高齢化が進む中で生涯学習振興の必要性が高まっているとして、次のような目標を掲げている。
    ・生涯学習を通して、高齢者を含め自立した国民の育成を支援する。
    ・学習成果を社会で生かすことを通して社会に参画・貢献する人材の育成を図る。
    ・学習成果を社会に還元し、社会全体の持続的な教育力の向上を目指す。
  • 本学の生涯学習学部生涯学習学科は、そのような生涯学習振興を担う人材の養成を行うものであり、特に高齢者を含め自立した国民の育成支援については、新たな公開講座等を開設したりして、広く人間を支える基盤づくりに貢献することを目指している。
 
Ⅱ 八洲学園大学の目的とミッション
 
1.八洲学園大学の目的

八洲学園大学

本学は、学則にもあるように、主として通信の方法により有用な人材の開発を企図し、もって社会に貢献するとともに、併せて生涯学習の要望に積極的に応えることを目的としている。

生涯学習学部

生涯学習学部の目的は、生涯学習とその支援についての研究を行い、その成果を生かした教育を通して、生涯学習社会の実現に貢献しうる課題発見・解決能力、実践力を培い、その基盤となる豊かな人間性の育成を図るところにある。

生涯学習学科

生涯学習学科は、生涯学習とその支援についての研究・教育を行い、企業・行政・施設・各種ネットワークなどで社会人の学習を支援したり、家庭教育を支援したりする専門的能力、それを支える人間力を培い、広く生涯学習支援を行う人材の養成を目的とする。 生涯学習学科には、人間開発教育専攻、家庭教育専攻が置かれている。

人間開発教育専攻

人間開発教育専攻は、生涯学習とその支援の研究を行い、職業能力開発を含む生涯学習についての深い識見、専門的知識・技術、その基盤となる豊かな人間性を養う教育を行うとともに、企業の能力開発支援を含め、広く生涯学習社会の実現のために社会に貢献し、各種学習支援プログラムをデザイン・実施・運営する人、図書館、博物館で専門性を生かして働く人、企業などで能力開発を支援する人を養成することを目的とする。

家庭教育専攻

家庭教育専攻は、新しい教育基本法でも強調された「家庭教育」に本格的に取り組む、日本で唯一の専攻である。本専攻は「教育の原点は家庭である」という建学の理念に基づいて家庭教育に関する学問体系の研究を行い、家庭教育学を確立し、家庭教育の理論と方法の修得を通して家庭教育を熟知させ、社会において専門家として活躍をし、家庭を支援できる資質を持った人材を養成することを目的とする。

 
2.八洲学園大学のミッション

(1)インターネット大学・ライブ配信のパイオニアとしてヒューマンeラーニングの新しい道を拓く。
 本学では、これまでにヒューマン・ファクターを重視したeラーニングの先導的試行を行ってきており、今後、それをさらに進めてヒューマンeラーニングの新しい道を拓く。

(2)生涯学習社会実現のために優れた生涯学習支援者・人材養成を行う。
人材養成・生涯学習の総本山・生涯学習学部生涯学習学科で、生涯学習社会実現のための優れた生涯学習支援者・人材養成をおこない、社会の要求にあった人材を輩出する。

 
Ⅲ 八洲学園大学の目指すべき将来像
 
1.目指すべき将来像

 われわれの目指す将来像は、

  高度情報通信技術を用いて生涯学習社会を支える「人材養成・生涯学習の総本山」

である。八洲学園大学が人材養成・生涯学習の総本山として発展を図っていくためには、ますます加速化する社会の変化や、多様化し変貌するニーズに対して、常に対応できる「柔構造」の大学にしていく必要がある。
 そのためには、

  • (1)急速に発展する高度情報通信技術を教育・学習支援で積極的に用いる
  • (2)生涯学習社会の実現・発展に資する新たな教育・学習支援の研究開発と先導的試行を不断に行う
  • (3)変化の激しい社会が要請する人材養成・生涯学習に常に対応できるような柔軟性のあるカリキュラムを構築する

という観点から、具体的な中期計画(4年)、単年度計画を立て、全学あげてこれに取り組んでいかなければならない。

 
2.予想される10年後の姿

(1)生涯学習学部

 本学の生涯学習学部は、日本で唯一の生涯学習学部として、またeラーニングのパイオニア大学として、高水準の教育・研究体制を安定的に維持、推進し、社会と密接に連携し、社会からの高い評価と信頼を得ている。具体的には、次のようなことを実現している。

 

  • ライブ配信授業のパイオニアとして、遠隔大学教育の新たな道を拓いている。
  • 高度情報通信技術を積極的に取り入れて、いつでも、どこでも、誰でも学ぶことができる大学教育を提供している。
  • 高水準の教育・研究体制を安定的に維持、推進し、人材養成を含む生涯学習の研究・教育における斯界の拠点となっている。
  • 多くの自治体、企業、大学、短期大学、専門学校、学術的な諸学会、諸団体などとの連携が広がっている。
  • 変化の激しい社会の需要に応えられる良質・柔構造の学部となっている。
  • 学生一人一人の学習ニーズや生活条件にあった学習支援を提供している。
  • 卒業生が各界で活躍し、卒業生を含め関係者が誇りをもてる大学になっている。

 

(2)生涯学習学科

 ヒューマンなeラーニングという本学の特色を生かして、学生が学びやすい柔構造のカリキュラムとeラーニング・システムを提供するとともに、全国各地にヒューマン・プラットフォームを置き、学生、卒業生が活躍し社会に貢献できるようになっている。

 

  • 学外からの授業配信が実現され、国内・国外を問わず最適の教員が在住箇所から授業を行っている。
  • eラーニングを有効に利用して、変化の激しい社会の需要に応えられる多様の科目群や研修の機会を提供している。
  • オンラインユニバーシティ(データベース、eブック等)が構築されており、学生に提供されている。
  • 人材養成・生涯学習学が世界に発信できる成果をあげている。
  • 「特別講義」などを生かし、時代の変化や個人のニーズに応えられる講義を提供している。
  • 各界の実力者を特任教授などに任命している。
  • 学生、卒業生が学んだ成果を生かして講座プログラム等を開設して互いに学べるプラットフォームを提供している。
  • 各地に設けられたヒューマンスポットでは、卒業生がインストラクターとなり、その地域の学生の指導に当たっている。
  • 教員・学生・卒業生が共に学んだり、学習成果を生かしたりする活動に取り組むために集うことができる拠点となっている。
  • 八洲学園内外で高大連携を進めている。
  • 教員免許更新講習等の国家的、社会的な要求に応えている。

 

(3)人間開発教育専攻

  • eラーニングを有効に利用して、学生の要求に的確に対応している。
  • 企業との連携が広がり、人材開発教育分野を拡張し、学生の要求に応えている。
  • ビジネス・スクールが開講されている。
  • 企業のコーポレート・ユニバーシティー(CU)の一翼を担っている。
  • 社会人向け社会人基礎力のプログラムが提供されている。
  • 司書教諭の研修、学校司書の養成、研修のプログラムが強化され、発展している。
  • 人々のニーズに応える資格取得支援講座が提供され、資格・履修証明・科目修得認証等の取得サポート・プログラムが充実している。
  • 正規の授業、短期カレッジで多様なプログラムが提供され、多種多様な研修機会がある。
  • 夜間・早朝・週末などを利用した短期カレッジを展開し、忙しい社会人の要望に応えている。

 

(4)家庭教育専攻

  • 家庭教育とその関連領域に関心をもつ多様な人々のニーズに応じた専攻となっている。
  • 日本初の家庭教育専攻として、家庭教育支援(家庭・学校・地域の連携支援を含む)の分野で研究・教育とも特色ある位置を占めている。
  • 家庭教育支援の立場から地域スポーツ文化振興及びスポーツによる青少年育成に寄与できる人材養成プログラムを提供している。
  • すでに家庭教育支援に携わっている人が活動を継続しつつ理論的基盤を固められる教育プログラムを提供している。
  • 家庭教育支援と連携可能な専門職にある人(看護師、助産師、保健師、栄養士、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭、図書館司書の有資格者等)のニーズに応じた教育プログラムを提供している。
  • 家庭教育アドバイザー資格取得者(卒業生)のリカレント教育の場を提供している。
  • 教員免許更新時に学校と家庭の連携について理解を深めるプログラムを提供している。
  • 社会人としての人間力を高める幅広い教養科目群を提供している。
  • ボランティア活動に関心をもつ高齢者のニーズに応じた科目群を提供している。
  • 高齢化社会のニーズに応じた健康管理関係科目・教養科目群を提供している。
  • 公開講座の成果を教育プログラムに反映させるなどして社会の変化に柔軟に対応している。
  • 家庭教育専攻の教育課程を終えた家庭教育支援者(家庭教育アドバイザー・家庭教育師資格取得者)が活躍の場を広げるとともに社会的に高く評価されている。
  • 家庭教育支援従事者間で情報交換・人的交流をおこなうネットワークを形成する拠点となっている。
  • 行政、家庭教育にかかわる他団体等との連携の範囲を広げている。
  • 企業等との連携によりインターンシップ制度を導入している。
  • 保育系短期大学・専門学校と連携し、保育士資格を有する短期大学卒業者を編入生として受け入れている。
 
おわりに - 今後に向けて-

 これはあくまでビジョンであり、ここにあげた将来像の中から、緊急度や重要度を考慮した優先順位を付けて、平成21年度以降の中期計画と年度計画を策定しなければならない。
 また、時代の変化は激しいから、このビジョンを折に触れて見直し、それによって計画も手直しをしていかなければならないであろう。八洲学園大学の発展は、まさにそのような不断の努力にかかっている。

 

 

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