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新春放談:未来の八洲学園大学

【12.01.01】

学生支援センター 2012年元日を迎えた今回は、新春放談と題し、八洲学園大学のこれからについて学長に語っていただきたいと思います。少々長くなるかと思いますが、お時間のある時にでも、ゆっくりお読みいただければ幸いです。

 では、早速お伺いいたします。2012年は日本にとって、大学にとって、そして八洲学園大学にとってどんな年になりますでしょうか。

学長 年頭に当たりまして、まずは新年のご挨拶を申し上げます。

 今、日本は非常に多くの困難な問題を抱え、大変な時期にさしかかっています。本学のみならず日本の大学全体もまた大変な時期にあり、混沌としていると思います。

しかしそういう中にあってでも、一つの方向性が見えています。それは、少子高齢化の時代にあって、これからの大学は社会人に対するサービスをしっかりとやらなくてはいけない、ということです。社会人に対するサービスというと、「言うは易く行うは難し」で大変困難なところもありますが、幸い本学には、約8年の実績があります。そこで、その実績を生かし、少しでも社会人の方々が学習しやすくなるよう、サービスの向上をはかっていきたいと思っています。

 2012年という年は、なかなか方向が見えない1年になるだろうと思います。本学の場合、今お話したような方向で展望を開いていけると思いますが、例えば大正12年の関東大震災の場合などには、数年かかってやっと方向が見えてきたわけです。したがって東日本大震災という未曾有の災害を被った今回の場合も、そう簡単にはいかず、混沌とした状態が続くかもしれません。とはいえ、大学はきちんとビジョンを持ち、社会に必要とされるものをはっきりと見定め、それに向かって努力することで展望を開くことが大切ではないかと思います。

 本学の場合、生涯学習支援系では図書館司書・学芸員・社会教育主事といった資格取得の場を、生涯マネジメント系では税理士・社会保険労務士・中小企業診断士といった試験に対応できる学習の場を、それぞれ提供していますが、それだけでは大学としては不十分だと思います。大学としては、2011年度から立ち上げたレジリエンス準系の充実・発展をはかっていくことが大切だと考えています。ただ資格を取るだけではなく、その資格を使える能力を身につけることが大事ですので、本学はそこに力を注いでいこうと考えているわけです。

 このように、本学の場合には非常に明確な道筋が見えています。その充実をはかることで明るい未来が開けてくる、学生さんが社会で活躍できる道も開けてくる、そう思っています。その第一歩が、この2012年になるだろうと思います。

 新年ということで、皆さんも「心を新たにして」と思う部分があるのではないでしょうか。「心を新たにして」というとき、ポイントとなるのは一人一人が力をつけることだと思います。力をつけた一人一人が結集していくことで、日本の復興もできるわけです。学生さんも、私たち教職員も、一体となって力をつけていく、そんな道をしっかり歩んでいく年になるのではないでしょうか。

学生支援センター 非常に厳しい状況に置かれているからといって絶望したりせず、その現実をしっかり見据えた上でビジョンをもって歩んでいく、そんな心強さが感じられるお話でした。2012年という年を、私もしっかり歩んでいきたいと思います。

 さて、ではもう少し話を膨らませて、5年後、10年後といった中長期的な視点において、八洲学園大学はどのような発展を目指していくのかについて、お伺いできますでしょうか。

学長 以前この「学長に聞く!」シリーズでもご紹介したように、昨年秋に「八洲学園大学・ビジョン2011」を定めましたので、それに基づいて計画を立て、発展をはかっていこうとしています。ここでは、大きく3つのポイントに分けてお話したいと思います。

 まず一つは、日本が知識基盤社会とか高度情報通信ネットワーク社会へと向かっている今、それを支える力をもった人が必要とされているということです。その力は、生涯学習で身につけていくしかありません。したがって、生涯学習社会の実現こそが、知識基盤社会や高度情報通信ネットワーク社会の実現の一番基礎的な部分になります。本学は、その生涯学習社会の実現を目指すことで社会に貢献していこうと考えています。

 次に、少子高齢化への対応も非常に大切です。これからは、50代後半から60代前半で退職した後、また5年10年と新たな仕事をしなくてはならない時代になるでしょう。そうした時に必要なのは、V字型回復力や成長性弾力と言われるレジリエンスですね。本学は、レジリエンス準系と生涯マネジメント系の充実をはかることで少子高齢化への対応に貢献していこうとしています。

 それからもう一つはやはり、東日本大震災からの復興・発展への貢献です。今、被災地でも言われていることですが、地域や社会の再建というと、最後は人づくりなんですね。再建を支える人材を養成していくことが肝要です。そこで本学では、地域なり社会なりで人材養成を担っていくことができる人、役に立つ資格をもちその資格をきちんと使える人を育てることによって、日本の復興・発展に貢献したいと思っています。

 こうしたことは、いずれも国レベルの問題ですから、短期的に解決できるものではありません。中長期計画により一つ一つ充実をはかっていくことが必要だと思います。

 本学はこれまでも、柔構造の大学を目指してきました。社会はどんどん変化していきますが、大学は非常に堅い、確立された制度ですから、急激な社会の変化に対応できないところがあります。それを避けるため、大学の学部とエクステンションセンター(公開講座や短期カレッジ)をうまく関連づけ、比較的柔軟に動くことができるエクステンションセンターの機能をフル活用することで、社会の変化に対応しようと考えています。それが、柔構造の大学です。

 「八洲学園大学・ビジョン2011」では10年後の本学の姿を具体的に描いています。10年後には、高水準の教育・研究体制を安定的に維持・推進しているでしょう。そしてインターネット・双方向ライブ授業のパイオニアとして、より進んだシステムの開発を実現していると思います。一言でいうと、「人材養成・生涯学習の総本山」といわれるような姿になっていること、それこそが私どもが描いている八洲学園大学の将来像です。

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