八洲学園大学生涯学習学科の水準
【12.02.03】学生支援センター 今回は、本学生涯学習学科の教員・教育の水準についてお伺いできますでしょうか。入学を検討している方に、本学の教育についての具体的なイメージをお伝えできればと思います。
学長 生涯学習学部生涯学習学科には生涯学習支援系、生涯マネジメント系、レジリエンス準系という3つの系統があります。「八洲学園大学・ビジョン2011」に学の構成が示してありますが、まず、それぞれの構造についてざっと説明したいと思います。
生涯学習支援系は、生涯学習学、図書館学、博物館学の3つのクラスターから成るクラスター構造となっています。図書館学、博物館学には古い歴史があり、それに比べると生涯学習学はまだ若い学問分野ですが、3つのクラスターそれぞれに専門の教員がいます。
生涯マネジメント系は、経済学や財政学をベースとし、会計学や経営学をその上に組み立てるという重層構造になっています。税理士・社労士・中小企業診断士・販売士の資格に挑戦できるようになっており、現在、教員を増やし、さらに充実をはかっています。
レジリエンス準系は、レジリエンス(V字型回復力、成長性弾力)の要素を6つ取り出し、六角形の構造にしています。6つの要素とは、情報収集力、事象把握力、論理力、判断力、行動力、創造力です。それぞれの担当教員は、いろいろな領域で活躍する非常に多様多彩な面々となっています。
以上のように、3つの系統それぞれで異なる構造を持っているわけですが、系統の枠を超え、生涯学習学科の教員全体で「研究交流ラウンドテーブル」を開いています。異なる専門を持つ教員が、専門領域の最新の動向や自身の研究について発表しあい、意見交換をしあう場を設けているんです。これが、非常にレベルの高い、楽しい会合となっています。
「研究交流ラウンドテーブル」での話を聞いていると、教員の水準は非常に高く、レベルが揃っていると感じます。お互いの専門領域は全然違うにもかかわらず、話が通じるんですね。研究の中身となると専門外ではわからないですが、わかりやすく説明してくれる。研究の仕方は領域を超えてわかり合える。そのくらいの水準の教員が集まっています。ですから、大変面白い議論ができ、そうした場を通じて、お互いに刺激を受け、さらに水準を高め合っています。 このように、教員が行う講義や演習の背景には、それぞれの研究分野の最新動向があり、また自身の研究をすすめるための研究方法論に磨きをかける努力があります。研究を一生懸命やっている教員が、わかりやすく面白い授業をしようと一生懸命教育的努力をしている、そんなイメージでしょうか。背景に研究がないと、大学の質は下がってしまいます。本学の教員は、研究的雰囲気を非常に持っていますから、「大学らしいな」「大学にきてよかったな」と感じられることと思います。
学生支援センター 大学で学ぶ意義を感じられるような環境があるということでしょうか。
学長 そうですね。本を読んでわかるようなことは本を読めばよいですし、技術的なことを学ぶだけでしたら、そうした訓練を受けられる所に行けばよいわけですね。このように大学でやることを1つ1つ剥がしていくと、らっきょうや玉ねぎの皮をむくように最後には何もなくなってしまうのではないかという気がするかもしれませんが、そうではなく、最後のところには研究があり、大学の教員はそれを一生懸命やっているわけです。その内容や方法というのは、師伝というと古いかもしれませんが、やはり授業の中でしか伝わらないんですね。授業を通してしか伝えられないものを伝えている、それが大学であり、大学らしさはそういうとことにあるのだと思います。
ただし、大学は、待っているところにはなかなかそういうことが伝わらないところです。学生さん自身が、授業中に質問してみたり、抱えている問題について教員に聞いてみたりと、門を叩いてみるとよいと思います。積極的に取り組まなければ、大学は何の意味もないところになってしまいます。その反面、門を叩いてみれば非常に利用価値のあるところなんです。
今、そうした点はあまり理解されなくなってきています。これから入学してくる皆さんは、ぜひ遠慮せず、恥ずかしがらず、積極的に大学を利用していただければと思います。実際、本学の学生さんを見ていると、積極的に勉強し、それによって成果をあげている方が多くいますので、これを良い伝統にしていきたいと思っています。
学生支援センター 通信制ということで教員との関係が薄いのではないか、と心配される方も多いかと思いますが、そんな心配はいらないということですね。
学長 それは心配しなくても大丈夫です。本学が開学したとき、よく他の大学の先生方から、インターネットによるライブ授業というだけで、はたして人間的な接触ができるのか、人間的な接触がなければ大学ではないではないか、という批判を受けました。
そこで開学2年目から、「ヒューマンeラーニング」という構想の具現化に取り組んできました。もちろん授業でもヒューマンな接触を意識していますが、今後は集まることができ、そこで授業も受講できる場を各地に設け、そこに集まった学生さん同士が交流をはかれるようにしていきたいと考えています。
学生さんだけではなく、教員もそうした場所に出向くことができれば、先にお話した大学らしさをより一層実現できると思います。現在、授業は横浜キャンパスから配信していますが、今年は一つの試みとして、外部からの授業配信も行っています。本学では、簡単に持ち運びできる「ポータブル教室」を作って、実験を重ねてきており、利用可能となってきましたから、道は開けてきました。










