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学長にとっての生涯学習とは?

【11.06.17】

学生支援センター 本日は、学長にとっての生涯学習とは、というテーマでお話しいただきたいと思います。

学長 これについては、2つの面があります。一つは研究面、もう一つは研究成果を生かしての実践面です。
まず、研究面からお話します。私は元々、人間の変容をもたらす作用に非常に興味があり、学問の世界に入りました。人間の変容をもたらす要因というのは、学習です。子どもの頃の教育を受けての学習だけではなく、生涯にわたっての学習によって、人間が人間らしくなったり、人間が変わっていったりします。そうした学習によって、日本人というものがどういう風につくられ、またつくられつつあるのか、といったことに関心があります。したがって、研究面としては、生涯にわたる人間の変容というものへの関心から、研究に取り組んでいるわけです。
では、実践面ではどうかといいますと、学習を支援する仕組みとしてどのような仕組みを作ればよいのか、という問題に取り組んでいます。それは、先にお話した研究テーマの人間変容をもたらす学習を外から支援するという分野に当たります。この点については、若い頃よりシステム論などを検討し、生涯学習社会の教育・学習システムを構築していくにはどうすべきかを考えてきました。
それをもとに、平成2~3年の中央教育審議会の答申では、起草委員として生涯学習の考え方を整理したり、生涯学習社会の考え方を打ち出したりしました。その後も、中央教育審議会や生涯学習審議会の提言に参画する一方、各地のシステム構築に関わってきました。平成18年の教育基本法改正では、第3条に「生涯学習の理念」が新設されましたが、その理念を実現するための取組みに非常に関心を持っており、及ばずながらも、立ち遅れている学習成果の活用の仕組みづくりに貢献していきたいと思っています。
「生涯学習支援システム・ネットワーク」の講義では、エピソードを交えながら、どのようにして生涯学習社会の教育・学習システムがつくられてきたかをお話ししているのですが、どうやらエピソードが面白いらしいです。

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