八洲学園大学トップ > エクステンション・公開講座 > 公開講座 > 日本語のすがたをとらえる-身近なことば再考-

公開講座

講座記号:1009

教養講座(生涯マネジメント系)

日本語のすがたをとらえる
-身近なことば再考-

講師 石田 尊
受講形態 登校・ライブ配信
受講料 8,000円(消費税込)
*教材費を含みます。
講義時間・回数 90分4回

講座概要

  •  ふだん何気なく触れている日本語という言語を、新鮮な観察対象として、あらためて取り上げていきたい。日本語の音や文法のしくみについて少し考えてみると、知っているようで知らないことばのしくみが見えてくる。
     講座は、助詞やアクセント、ら抜き言葉等の個別のトピックについての観察を掘り下げる作業を中心に展開していく。あわせて4回目では、日本語の特徴についての検討・整理も行う。
     この講座を通して、中学・高校までの「国語」ではなかなか体験できない、日本語を1つの言語として観察する作業を体験してほしい。
  • ※本講座は単位認定講座です。(詳細はこちらをご覧ください。)

対象

  • 国語や英語が得意な方も、苦手な方も。「ことば」に関心をお持ちの方であればどなたでも歓迎します。

日程と内容

1 6月3日(木)
14:40-16:10
〔日本語の観察1(助詞パズル・アクセントのルール)〕
日本語の名詞の後ろには、「を」や「も」、「ばかり」といった数種類の助詞がつく。では、どれくらいまで助詞をつなげられるのか、そこにはどんなルールがあるのか、といった問題を取り上げ、ことばを観察する作業に取り組む。また、日本語のアクセントについて、その役割やきまりを考えていく。特に、「タヌキウドン」「ソライロ」のような複合語のアクセントについて観察を行い、日本語のアクセントが持つルールをとらえる。
2 6月10日(木)
14:40-16:10
〔日本語の観察2(指示表現・外来語の音)〕
「自分」や「そいつ」のような表現がみせるふるまいのおもしろさについて、いろいろな例を観察していく。「自分」が指し示す内容の決まり方や、「そいつ」と「あいつ」の違いなどをとらえ、分析する。後半はいわゆる外来語について、「二段ベット」や「ホットドック」のように、本来原語では有声子音であるものを無声子音で発音する場合を中心に取り上げる。類似の例も検討しながら、日本語の音のパターンを考えていく。
3 6月17日(木)
14:40-16:10
〔日本語の分析1(「~ている」と動詞・「ら抜き」と「さ入れ」)〕
同じ「~ている」のついた形でも、「コップが割れている」と「犬が走っている」では、表される状況に大きな違いがある。動詞のタイプを整理しながら、デキゴトや状況を日本語がどう捉えているのかを考えていく。また、日本語の乱れとして扱われることが多い「ら抜き言葉」を取り上げ、ら抜き言葉が出てきた事情等を考える。言葉の変化の問題を、ごく身近な例を通して考えることがねらいである。
4 6月24日(木)
14:40-16:10
〔日本語の分析2(「ん」と「っ」・日本語の特徴)〕
仮名で書けば「ん」一文字となる撥音も、実際の音声の上では環境により[n]だけでなく[m]等の音でも現れる。文字ではなく音声のレベルで日本語を観察するための練習に取り組む。後半では、言語一般から見た日本語の姿を考える。日本語では「健太がすいかを食べる」が当たり前で、「ひまわりが咲く」も当たり前だが、世界の言語ではこれが当たり前とならないケースがあることなどを確認する。
  • ※教材:プリント(PDFファイル)を配布します。

講師プロフィール

石田 尊

 本学准教授として、日本語学と日本語リテラシー(文章力・読解力等)の科目を担当しています。この講座では、身近なことばの意外な側面に触れる機会を提供することができればと思っています。
 私の専門は日本語文法ですが、この講座では文法だけでなく日本語の「音」の話などもいたします。また、抽象的な話ではなく、なるべく具体的な話題を扱います。お気軽にご参加ください。

一覧へ戻る

ページトップへ