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コラム
山本恒夫
 
 
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 この度の東日本大震災の犠牲者のご家族に、お悔やみを申し上げますと共に、行方不明の方々が一刻も早く発見されること、被災者の皆様、風評被害に遭われて経済的ダメージを受けていらっしゃる皆様方に、一日も早く平穏な生活が戻りますように、心からお祈り申し上げます。
そして危機対応や復興・支援などにあたっていらっしゃる方々には、心から感謝申し上げたいと思います。

 震災のニュース映像を見る度に、その悲惨さから言葉を失った方も多かったと思います。そして刻々と変わる情報に戸惑いながらも、多くの日本人は、自分に出来ることを考え即行動に移し、今も支援を続けていることに日本人の底力を感じるばかりです。

 3月11日までの日本といえば、犯罪率は低く文化程度が高いということで、街も人も穏やかであり暮らしやすい国の代表的存在で「平和ボケ」なんて比喩されることもありました。物と情報に溢れ、ある意味、心がバブル時代だったのかもしれません。
しかしこの大震災で、私達は不自然な生活を送っていたことに気付かされました。自然からの警告とも言えでしょうか。
お金を出せば、欲しい物がいつでもどこでも手に入る便利な生活。不用品は邪魔になったら処分する。物に飽きたら買い換える。消費時間や期間が過ぎたものは処分する。
こんな感覚で子ども達を育てて、いいはずなどなかったのです。エネルギーの埋蔵量が少ない日本は、消費を奨励しすぎることは自ら首を締めること。
今こそ、先人が築いてくれた文明や技術、自然、家族、全てのものに感謝し、謙虚な気持ちで国難を乗り越えたいものです。

 先日、近くのコンビニエンスストアで募金をしている小学生数人を見かけました。声を掛けてみましたら、学校で被災地の小学生の話を聞き、自分達でお金を集めて募金に来たと教えてくれました。被災地の子ども達に、ノートや鉛筆を届けたいたから、お年玉を持ち寄ったのだそうです。
地震や停電が怖くなかったか?と尋ねましたら、停電の時には、家族で毛布にくるまり、しりとり遊びをしたり、同じ部屋で寝れたから、いつもより良かったと話してくれました。
いつもより家族の絆を感じたという意味だったようです。
私達が見失っていた次の世代に伝えていく大切なものの1つが、ここにあるような気がしました。

 震災は、私達日本人にとって、本当に大切なことを見直すことを教えてくれたのかもしれません。
これをバネに、日本が更なるよい国になることを信じてやみません。


和田 みゆき  Miyuki Wada

4月22日生まれ  東京都出身

会社員を経て、コンピュータ関連事業で起業するが、出産を機に子育てに専念。
幼児・家庭教育を学ぶ。


 
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