vol.6
『本校の教育』

2007/10/2

-新しい仲間の居る本科、自分づくりの専攻科-
  本校の教育目標は「一人で生きていくことができる力」を養うことです。もちろん、教科教育も学校行事も大事なことです。でもその前に、自分のことがわかってくれる仲間がいて、それを理解し、支援してくる先生がいることが必要です。

  はじめから「一人で頑張ることができる人」なんかいるのでしょうかね。ましてLDやADHD、PDDといった人は今までに随分と心細い思いをしてきただろうし、一人の方がよいとずっと思っていた人は少なかったでしょう。

 特別なことはしません。誰もが経験するであろう青年期を同じように経験し、一人一人が大事にされる教育を目指すのが本校の本科(高等課程)の取り組みです。出来ないことをわかってくれる仲間と好奇心をかき立て、いろいろなことにチャレンジすることが勉強よりも大切なことだと思います。体験を通して多くの失敗を重ね経験することが何よりも勉強になります。

 また、仲間という集団の中で育ちあうことも一人ではないという孤立感から脱却し、多くの自分とは同じでない人がいると認め合う優しさが育つ場になります。

 時には私たちが生徒の集団に育てられることもあります。だから大人も学ぶことが大事だし、将来に向かって輝くことも重要です。本校の教訓は「ともに学んで、みんなで輝く!」としたゆえんです。

 彼らが本当に自分らしく主張できる頃が卒業という頃になります。ゆっくり、ゆったり学んでいく彼らにまだ就職は早いし、これからが青年期の出発です。だから専攻科の2年間があります。専攻科には教科書がありません。行事は自分たちで企画していきます。時には学生どうし意見のぶつかり合いもあります。

 本科とは学ぶ質が変わっていきます。より大人に、よりしっかりと今までとは違う“大人の自分”になるのが専攻科の目標になります。本科で自律心を身につけ専攻科では自立に向けて学習をします。大人になる為の「自分づくり」の専攻科です。

 豊かな社会を豊かに生きるには自分自身のもの差しがいります。他人ではない自分のもの差しをしっかりとつくるのが5年を通しての本校の教育です。