井樋 遥さん

在校生・卒業生の紹介

井樋 遥さん

夢に向かって努力すると人生は輝きます。

平成28年2月21日 卒業生代表 井樋 遥さん

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答辞

本日は私達の卒業式です。来賓の皆様、校長先生をはじめ諸先生方、並びに関係者の皆様に、卒業生一同心から御礼申し上げます。

小学校4年生の頃、私の両親は離婚しました。
そして、専業主婦だった母は離婚後、私達3姉妹を育てるために必死で働いてくれました。
母は、私達子ども達に「一刻も早く自立してほしい」と口癖のように言っていました。
今思えば、経済的に厳しい状況を遠回しに伝えていたのかもしれません。
しかし、そんな事には気づきもせず、中学卒業後、制服が可愛いという単純な理由で地元の普通高校に進学しました。

ある日、中学時代からなりたかったCMナレーションや洋画の吹き替えの声優をあきらめきれずに母親に相談した時、「経済的な支援はできないけれど、自分でやりくりするなら応援するよ。」と言ってくれました。
そのおかげで決心がつきました。
声優を目指すなら少しでも早い方が良いと思った私はすぐに行動を起こしました。
前の高校を休学し、半年間アルバイトをしてお金を貯め、自分の夢を叶えるために八洲学園大学国際高等学校に転校し、同時に提携している専門校へ入学しました。
そして、16歳で一人暮らしを始めました。
奨学金も借り、自分が貯めたお金で予定通り2年で専門校を卒業しました。
そして、18歳の時、オーディションで合格した声優事務所の養成所に入るため、地元の大阪を離れ、上京しました。
家賃や、生活費、奨学金の返済や、養成所の費用まですべて自分でアルバイトをしてやりくりしています。
私は16歳から自分の足で稼ぎ、自分のやりたいことをさせてくれた理解ある親に心から感謝をしています。
だから、20歳になってからは感謝の気持ちを込めて、少ない金額ではありますが、仕送りをしています。

リポートや視聴報告書はバイトを言い訳に、なかなか進まない時もありました。
しかし、時々思い出したかのようにまとめて集中的に勉強しました。
八洲学園大学国際高等学校は、自分の好きな月のスクーリングに参加して良い事や、その時期に合わせて課題を提出すれば良いので私も自分のペースで卒業する事ができたのだと思います。
また、スクーリングでは、全国各地から様々な生徒さんが集まってきました。
おしゃべりが大好きな私は、ここで多くの仲間に出会いました。
初めて会った人ともすぐに意気投合し、大笑い出来たことは最高に楽しい思い出です。
卒業後は事務所に所属し、ナレーターや吹き替えの声優として活躍できるように今後も努力を惜しまず前に向かって生きていこうと思います。

皆さんも、やりたい事を見つけてそれに向かって頑張ってください。
お金がないからとか、才能がないからとか、自分には無理だからというのは自分が人生をあきらめた時に出てくる言葉だと思います。

夢に向かって努力すると人生は輝きます。
だから、私はいつも笑っていられるのかもしれません。
皆さんも、高校卒業を新しいスタート地点として自分の人生を輝かせてください。
そして、何より一番お世話になった先生方、長い間のご指導に感謝申し上げますとともに、卒業後も宜しくご指導ご鞭撻ください。
本日は誠にありがとうございました。
皆様方のご活躍をお祈りし、答辞の言葉と代えさせていただきます。