企業では、会社の意思決定を行う取締役と、取締役会から与えられた執行権限を用いて業務を行う執行役員に分けている場合がある。また、プロ野球では、経営を行うフロントと選手に指示を出す監督は分かれている。学校においては経営を行う理事会と、教育に責任を持つ学長・校長が別の役割として存在している。この両者を一人で兼ねている学校法人もあるが、それぞれの役割が別であることから、分離することが望ましい。
八洲学園では、一時的に兼務したことはあるが、基本的に教育と経営は分離している。分離することで、各自が職務に専念できる。しかし、これは学校法人内部での分業であって、各学校内では、学長・校長が教育と経営の双方を担わなければならない。重大な意思決定は、学長・校長が行わなければいけないとしても、学校運営に関する日常業務を分離できれば、その分、教育に専念できる。八洲学園では、ITや経理などを担当する会社を作って、そちらで一定の事務を担当する仕組みを用意しているが、学校全体の仕事から見れば一部に過ぎない。教育に直接関係のない仕事は多い。それらを分離し、専門家に任せる仕組みがあれば、教員は教育に専念でき、運営の効率も上がる。
今年は、学校ごとに教育と運営を分離し、効率良く運営できる仕組みを模索してみたい。この仕組みは、八洲学園の各校だけでなく、他の学校に適用できるのではなだろうか。多くの学校の運営を受託することで、さらに効率化できるという面もある。 |