「仕事移動診断について」
八洲学園大学生涯学習学部
人間開発教育課程専任講師 篠崎明子
この4月から、人間開発教育課程では仕事移動診断士科目修得認証という認証書を発行できる科目を新規開講しました。
仕事移動診断は生涯学習支援の一技法として開発されたもので、就職、転職、再就職、ボランティア活動や地域社会活動の移動などをしたいと思っている人の仕事希望を診断する技法です。
生涯学習というと趣味やレクリエーション、スポーツなどや、退職後に行うものというイメージをもたれるかもしれませんが、実はキャリアアップに関わる学習も生涯学習に含まれます。知識・技術の移り変わりの激しい現代社会にあっては、生涯学習こそ社会人に最も必要とされているものではないでしょうか。
実際、就職活動や転職活動をする前に資格を取ったりするなどして、それを生かそうと考える人は多いようです。しかし、どのような職業に就きたいのかということを明確にし、その職業についての確かなイメージを形成しておかなければ、学習したことがキャリアに結びつかなかったり生かせなかったりして無駄になってしまいます。仕事移動診断を学習の前後に行うと、そのような失敗や無駄を減らすことができるでしょう。
また、ご存じのように、生計をたてることを目的としないボランティア活動や地域社会活動も近年非常に盛んになってきています。しかし、「これから何かを始めてみたい」「他の活動をしてみたい」と考える人々を支援するためのツールはこれまでほとんどありませんでした。仕事移動診断は、地域社会活動を始めようとする人にとっても、その希望や方向性を明らかにし、活動を始めるにあたっての問題等について検討する際に役立つものとなっています。
生涯学習支援の技法の一つである仕事移動診断ですが、生涯学習の学習相談の場面だけでなく、ハローワークやジョブカフェなどにおける就業相談や、学校の進路指導・キャリア教育などでも利用できるように作られています。多くの方にこの仕事移動診断の技法を身に付けていただき、転職や地域社会活動の移動を考えている人の支援に役立てていただきたいと思っています。
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