【開放授業】情報アクセシビリティとバリアフリーデザイン(2025秋)
【開放授業】情報アクセシビリティとバリアフリーデザイン(2025秋) |
講師 | 鈴木 啓之 |
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受講形態 | インターネット 来校 | |
受講料(税込) | 講座概要に掲載 | |
講義時間・回数 | 90分×15コマ |
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この講座の概要
//はじめに
・本学のeラーニングの楽しさを体験していただけるよう、正規授業の一部を「開放授業」に指定しています。・本講座は「授業体験コース」と「まるごと受講コース」の選択制です。詳細は以下をご覧ください。
コース名 | 授業体験コース | まるごと受講コース |
受講回 | 初回+2回目の計2コマ | 全15コマ |
受講料(税込) | 3,300円 | 22,000円 |
受講形態 | ライブ受講のみ | ライブ受講・オンデマンド受講 |
オンデマンド期間 | なし | 2026年3月31日(火)まで |
アカウント利用期間 | 2回目の授業終了翌日まで | 2026年3月31日(火)まで |
質問機能 | 不可 | 可 |
最終試験 | 対象外(配信しない) | 対象外(配信しない) |
単位認定 | 不可(修了証なども発行なし) | 不可(修了証なども発行なし) |
コース変更の可否 |
受講料納入後の「まるごと受講コース」への 変更可(差額分の納入が必要) |
受講料納入後の「授業体験コース」への 変更は不可(返金不可) |
備考 | 在学生の申込不可 | 在学生の申込不可 |
//講座のご紹介 ※授業難易度:入門的な内容で、高校卒業程度の学力が必要
日本は高度高齢者社会に移行しつつあり、高齢者や障害児者(含む老人性感覚・運動・知的障害)の暮らしやすい地域社会へと、制度・公共財・サービスの整備が急ピッチで進められています。そこで、近年の「ユニバーサルデザイン」「バリアフリーデザイン」「アクセシビリティデザイン」について、具体例やバリアフリー新法を取り上げながら紹介してゆきます。 生涯学習学を修めようというみなさんは卒業後は地域の情報発信の基軸としての活躍が期待されることから、「聞き手にやさしいプレゼン」、「多様な状況の参加者が能力を発揮できるミーティングの運営」「ひとにやさしいWeb発信の手法」を紹介します。 また、「学校図書館専門職養成 応用プログラム科目」として「図書館サービス」と「図書館資料」のアクセシビリティ確保について批判を交えながら論じてゆきます。//参加上の注意
・講義中に生じた疑義・批判・聞き洩らしは、すぐにチャットに投げてその場での回答を求めてください(こちらから積極的に掛け合ったり質問タイムを設けたりしません)。 ・各回の話題のまとまりの都合で、講師のしゃべくりが、講義時間90分より若干長くなることがあるかもしれませんが、定刻の終了時刻になりましたら、抜けるか聴き続けるかはご自由です(特に断りもいりません)。 ・基本は大学講義室からのライブ配信ですが、臨時的に沖縄の八洲学園大学の附属高校からライブ配信する場合があります。その際は予告しますので、ライブ配信の音声や動画がちゃんと流れているかチャットにてお知らせいただきますようお願いいたします。//教科書
利用しません。各授業で必要な資料は、PDF文書等により、その都度掲載予定。また、各授業の中でテーマに沿った関連書籍を紹介してゆきます。//申込期限
2025/9/23(火)まで//ミニ授業(参考)
日程と内容について
日程 | 時間 | 内容 | |
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1 | 2025年 10月08日 |
9:00-10:30 | 〔「総論」〕政府統計により日本の高度高齢化、少子化、障害児者増加、訪日外国人増と将来予測を紹介 し、「ひとにやさしい」モノ・サービス・制度の整備普及が喫緊課題であることを確認して ゆきます |
2 | 2025年 10月15日 |
9:00-10:30 | 〔「『ユニバーサルデザイン』『バリアフリーデザイン』『アクセシブルデザイン』の思想」〕世界中に類似の「ヒトにやさしい」思想が乱立しています。そこで、「ヒトにやさしい」思 想の発展と統合を概観しながら、各思想の目指すものと相互の違いを明瞭にしてゆきます。 |
3 | 2025年 10月22日 |
9:00-10:30 | 〔「アクセシブルデザイン世界規格 ガイド71」その1〕日本が主導して合意された世界標準のアクセシビリティ基幹規格を紹介します。 |
4 | 2025年 10月29日 |
9:00-10:30 | 〔「アクセシブルデザイン世界規格 ガイド71」その2〕「ヒトにやさしい」の前提となるヒトの特性・人間工学の背景を紹介します。 |
5 | 2025年 11月05日 |
9:00-10:30 | 〔「JIS8071による商品・製品のバリアフリー化」〕食品容器(牛乳パックなど)や日用品容器(シャンプーなど)が、ここ数年で格段に使い勝手がよくなっている背景を紹介します。 |
6 | 2025年 11月12日 |
9:00-10:30 | 〔「道路のバリアフリー」〕バリアフリー新法制定の経緯や適用対象を概観します。 次いで、視覚障害者や移動制約者にやさしい道路の規格・設計を紹介します。障害者向け駐車スペースも併せて紹介します。 |
7 | 2025年 11月19日 |
9:00-10:30 | 〔「トイレのバリアフリー」〕近年はかつての「障害者トイレ」が「多機能トイレ」と案内されています。普通小学校でも和式個室を洗浄付き様式便座に改修する動きが本格化してきました。そこで、公共施設や鉄道・航空機など公共のトイレの進化について紹介します。 |
8 | 2025年 11月26日 |
9:00-10:30 | 〔「公園・公共交通のバリアフリー」〕都市公園が都市災害の防災施設として見直され、他方で高齢者・障害者の健康増進/レクリエーション施設としての見直しを含め全国でバリアフリー化工事が進んでいます。みなさんの近くの公園が、どのように再整備されていくのかを紹介します。 |
9 | 2025年 12月03日 |
9:00-10:30 | 〔「会議のバリアフリー:アクセシブルミーティング」〕打合せや展示会・会合に誰でも参加できるようにJIS規格が制定され、日本が世界標準にすべく運動しています。 |
10 | 2025年 12月10日 |
9:00-10:30 | 〔「アクセシブルな展示会」〕不特定多数の人々が集まる展示会・催しにおいて、多様な状況のアクセスを保障してゆく企画・運営技術について紹介してゆきます。 |
11 | 2025年 12月17日 |
9:00-10:30 | 〔「アクセシブル・プレゼンテーション」〕多数の方や不特定の方に説明やプレゼンするときに、できるだけ多くの方にやさしく・わかりやすくするコツを、ガイドラインに沿って紹介します。 |
12 | 2026年 01月07日 |
9:00-10:30 | 〔「みんなの図書館:図書館サービスのバリアフリー」〕民主主義国家として、公共図書館をバリアフリーにしなければならない強力な根拠があります。日本の図書館サービスのバリアフリー化の方向と課題について紹介します。 |
13 | 2026年 01月14日 |
9:00-10:30 | 〔「図書館資料のバリアフリー」〕拡大図書、点字図書、録音図書、デイジー、拡大教科書の制作・運用について紹介します。 |
14 | 2026年 01月21日 |
9:00-10:30 | 〔「Webアクセシビリティ」〕スマホ、PC利用により、障害者の情報アクセスが著しく便利になりました。Web技術を利用した情報サービスがどのようにアクセシブルデザイン規格され、実装されているか紹介します。 |
15 | 2026年 01月28日 |
9:00-10:30 | 〔「Webアクセシビリティの確保」〕今や誰しも、ブログ、ソーシャル、Webサイトなどで情報発信をする世です。そこで、Webサイトやブログなどで情報発信する時の、読み手にやさしい作りこみのツボを紹介します。 |
講師プロフィール
鈴木 啓之
経歴:八洲学園大学 教授、博士(医学)
専門分野、研究テーマ:ヒトの内的状態の他覚的客観評価、障害児生理心理学
【八洲学園大学 正規担当科目】
障害児の理解と支援/障害児の子育てとしつけ/医学一般/情報アクセシビリティとバリアフリーデザイン/不登校・ひきこもり特講
▼鈴木啓之 教授 詳細はこちら(八洲学園大学 大学サイト)
http://www.yashima.ac.jp/univ/about/information/teacher_suzuki.php