最終更新:2025/04/01
非常勤講師
粟津 賢太 AWAZU Kenta

- 学位またはそれに準ずる称号等:博士(社会学)
- 専門分野・研究テーマ:宗教社会学、宗教人類学、死生学、戦没者の慰霊・追悼、トラウマと社会
担当科目
・はじめての文化人類学
・社会学概論
・経済人類学入門(集団と組織の中の人間)
・死生学(グリーフケア入門)
・社会と宗教(宗教社会学入門)
・ツーリズムと社会(観光社会学入門)
学歴
創価大学大学院 文学研究科社会学専攻博士後期課程(日本)
University of Essex, Postgraduate School, Department of Sociology(英国)
職歴
上智大学グリーフケア研究所客員研究員・人材養成講座講師
教育活動、研究活動、学内活動、社会活動
- Remembering the Dead in Silence: Formation and Transformation of National Mourning in Modern Japan, New England Journal of Public Policy, 36(2) 1-4, 2024.
- 『戦争と文化的トラウマ―日本における第二次世界大戦の長期的影響』 (共)、日本評論社、2023年。
- 『占領改革と宗教―連合国の対アジア政策と複数の戦後世界』(共編)、専修大学出版局、2022年。
- 『変容する記憶と追悼』(共)、岩波書店、2022年。
- 『記憶と追悼の宗教社会学―戦没者祭祀の成立と変容』北海道大学出版会、2017年。
- 『よくわかる宗教学』(共)、ミネルヴァ書房、2015年。
メッセージ
学びの場に参加しましょう
私が研究を積み重ねてきた大きなテーマは、社会と宗教との関係性です。社会学では、人々の集まりを背後で支えているものに宗教があると考えます。それは、ある集団の中に共有されている世界観や宇宙観であり、それが道徳や倫理、価値観の元となっているという考えです。単純な部族社会をイメージすると理解しやすいかもしれません。これは複雑で多元的な現代社会でも基本的には同じです。現代社会では、こうした社会と宗教との関係は、より複雑で、見えにくくなっているのです。学ぶということは、どこか遠い、まったく別次元のことではありません。講義の中で、私たちはとは異なった社会や文化を学んでいきます。しかし、それは、実は私たちの住む社会そのものや、ひいては自分自身が無意識のうちに持っている世界観や価値観、宗教や文化を学ぶことなのです。共に学びましょう。