
法学を学ぶとは?~名探偵になってみよう~
2026/04/11
高校までの学びは「覚える」ことですが大学では「考える」ことです。大学の講義では、考えるための情報や知識を得ていきます。
八洲学園大学は、生涯マネジメント系(関連科目の一部は、人間力創造系)において法学、法政策関連科目が多く開講されています。
Q.法学のイメージはどのようなものでしょうか?
A.「難しそう」「条文を暗記しなければならないのか?」「判例、裁判例って難しそう」(想定されるもの)
法律を学ぶ目的は、「条文(法律)に書かれていることを正しく理解する」ことではありません。
条文を学ぶことは必要だと思いますが、これを正しく理解するためには解釈のための知識が必要になってきます。
社会の秩序を守るためのルール。そのルール(法律)の意義や成立背景を学んでいきます。
例えば刑法199条(殺人罪)「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の拘禁刑に処する」とあります。
条文を理解するために解体してみましょう。
・「人を殺した」=第一の犯罪成立条件としての構成要件
・「死刑又は無期若しくは5年以上の拘禁刑に処する」=行為に対する責任としての刑罰の範囲を定めている(=法定刑)。この法定刑の範囲から宣告することを宣告刑という
・犯罪の成立要件、第二に違法性が阻却されないか(違法性阻却事由)正当行為・正当防衛・緊急避難・故意犯・過失犯(刑法35条~38条)未遂(刑法43条)
犯罪の成立要件、第三に責任主義(刑法39条・41条)
その他、共犯、教唆、幇助、承諾殺人など要件がある。
以上のことを正しく理解するために知識を身につけていきます。
(本学の開講科目「はじめて学ぶ刑法総論/はじめて学ぶ刑法各論/市民のための刑事法入門」等)
法学を学ぶ目的は、リーガルマインドを磨くことです。法学的思考力法的考察力を身につけることです。
私が担当をしているスクーリング科目の「はじめて学ぶ刑法総論」「市民のための刑事法入門」「犯罪と心理」では、リーガルマインドを身につけるためにインプット型の講義とアウトプット型のディスカッションを組み合わせた授業展開をしています。
履修した学生の方々から「本格的なディスカッション楽しかった」「オンラインで模擬裁判、もう1回やりたい」「模擬裁判、楽しかったです」と多くの感想が寄せられています。
2026年4月から道路交通法改正に伴い、自転車の違反行為に対して青切符(反則金)が切られます。この背景には、道路交通の「安全」が目的ですが我が国では道路も狭い箇所も多くあり、自転車と自動車の共用が難しいところや諸外国のように自転車専用道が十分に整備されておりません。整備される前に法によって制限をすることに疑問を持たれている方は多いかもしれません。
ところで反則金と罰金の違いは何なんだろうか(「刑法総論(S)」で扱う)。
考えたことはありますか?反則金を課すことでどのような効果があるのだろうか?罰金を科すことでどのような効果があるのだろうか。刑法総論(S)では、窃盗罪の法定刑として罰金刑導入を保育士などの資格との関係で説明をしています。
このような疑問こそ、問題発見力です。ではこれをどのように解決するのかを考えていく上で必要なことが、リーガルマインド(法的思考力/法的考察力)になります。
法学の学びは、謎解きですので名探偵になった気持ちで学んでみてください。
※考え方は、フィールド等によって異なることがあります。
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