体験型授業の紹介:模擬裁判「評議」「評決」
2024/10/17
2024年度より新たに開講している刑事法科目を浅く広く学ぶ「市民のための刑事法入門」では、市民参加制度の1つである裁判員裁判をオンライン上で体験をして学んでいきます。
春期は、夏期集中講義で行っていますが2日目2時間目(7回目)で裁判員制度に関しての解説を行った上で法教育の教材として最高検などを配布しているシナリオ(強盗致傷罪)を使って裁判の様子を再現します。お昼休みを挟み、3時間目(8回目)をすべて使用して模擬裁判「評議」を行います。(実際は90分でも足りません)
評議では、受講数によりますが2~4つのグループに分けます。実際の裁判員裁判では裁判官は1名又は3名となりますが、本講義では1名を教員側で指名します。他の方々は、裁判員として議論に参加して最終的に「有罪」「無罪」を決めていきます。その上で、さらにグループ内に弁護人役と検察官役を設け(各1名)、評議で有罪になるように戦わせます。弁護人役の方、検察官役の方は、多くのことを考えなければならないので大変ですが、問題発見力・分析力・解決力を身につける事が出来ます。
評決は、「有罪」を前提に強盗致傷罪の有期懲役刑6年以上の範囲で執行猶予をつける酌量要件の有無を検討し、グループ内で量刑を考えた後、裁判官役が判決を言い渡します。
体験した学生は大変でしたが有意義だった様子が窺えました。
2024年度秋期 シラバス 冬期4期 2/22~24(こちら)
公開講座/開放講義 市民のための刑事法入門(こちら)
※一般の方も受講可能
関連論文 小関慶太「【教育実践論文】 体験型授業実践「市民のための刑事法入門」の取り組み -裁判員裁判のオンライン評議と評決を通して-」『八洲論叢(4)』(2024)こちら
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