
野口英世
2006/05/31
道徳カードスペードの4は、忍耐にしました。
このごろ、こらえ性のない人が増えました。わたしもです。道を歩いていて、前から歩いて来る人がいたのでぶつかるなと思ってよけました。でも、相手がそのまま堂々と通り過ぎたので、その態度に、少しムカッときてしまいました。相手がこちらに斟酌(しんしゃく)してくれなかったことにがまんができなく、自分で不機嫌さをつくり出してしまったのです。小さなことなのにがまんができないとは...、どうしましょう。
先般、小泉総理大臣のアフリカ訪問がテレビで報じられていました。かつて、アフリカの地で黄熱病の研究をしていた野口英世の研究室がそのままになっていて、そこに行くと、壁に、「忍耐」という文字の額が掲げられていました。小泉総理大臣は英世の偉業と忍耐という言葉を重ね、いたく感心をされていました。
がまんができるのは、小さなことにはとらわれないからなのでしょう。大きなことに視点を移せば、小さなとらわれも姿を消します。常に大きな視野をもち、そして、はるかな展望を抱いて生活することで、心おだやかな日々が訪れます。忍耐は、その一環でしょう。と、自分を反省するのでした。
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