
大藤
2009/08/10
今年の5月、足利市にある、大藤を見に出かけました。堂々とした藤の生き方に、生きるエネルギーを感じました。聞くところによると、この大藤、以前は市街地にあったそうですが、多くの人々の力を得て、自然豊かなこの地に引っ越してきたとのこと。さぞ、難事業であったことでしょう。大藤は人々の願いを受け、見事に根づきました。大藤の、世代を重ねて生きる姿は、見る人々に、生きることの何たるかを投げかけてくれます。
いにしえの人たちは、「世代」という期間を「三十年」と考えました。
10で「十」、20で「廿」、三十で「世」です。人が家族をつくりあげることも、三十年はかかります。大変なようにもありますが、大藤を見るとき、前の世代に生きてきた人々の命の営みを引き継いで行く貴重な日々でもあることを考えさせられます。大藤は、人生の水先案内人のようでもありました。
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