
おおらかに
2017/07/21
久々に見る故郷の瀑布。見ていると、心を洗ってくれるようでした。
思えば、今から50年以上も昔の中学生のときも、数人の仲間と共にこの滝の前に立っていました。そのとき、滝の水しぶきが心のうさを吹き払ってくれたような爽快な気持ちになりました。
その記念なるものを残したくて、カバンの中にあったノートをやぶり、その紙片に署名をして、川原近くの崖の岩の下に隠しました。密かな誓い。
将来、大人になって再びここに立ったとき、それを見て、中学生であった自分と対面してみたいと思ったのです。
今、その秘密文書を隠したあたりは整備され、文書はあるはずもありません。しかし、滝が見届けてくれています。
中学校の校歌に、次の歌詞がありました。仲間と共に歌いました。
「…平和な国を背負い立つ、若きいのちよ、おおらかに。永久の真理を、永久の真理を、学ばん我等。」
このなかに、「おおらかに」という言葉があります。つらいことは水に流し、おおらかになれ、と先生や級友たちが語りかけてくれるようでした。
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